運動部・スポーツクラブ別の体力測定の平均の差(項目ごと)

スポーツ庁「体力・運動能力調査」令和7年度の公表データから

ジムの棚に置かれたダンベルとケトルベル

運動部・スポーツクラブに入っている人と、入っていない人で、どれだけ差が出るのか

平均がどれだけ離れているかを、標準偏差の何個分かで測りました。単位の違う項目どうしを同じものさしで比べるための値で、1.0なら「ばらつき1つ分まるごと離れている」ことを意味します。

標準偏差は、記録が平均のまわりにどれくらい散らばっているかを表す値です。値が大きいほど、人によって記録の差が大きいことを表します。

各年齢区分で計算し、その平均を出しています。50m走、10m障害物歩行、持久走・急歩のように記録が小さいほど良い項目は、向きをそろえてあります。この値は当サイトの計算で、調査の公表値ではありません。

小中高生(6〜19歳)

男子女子
0.76
0.95
0.68
0.64
0.63
0.57
0.61
0.58
0.61
0.66
0.53
0.58
0.38
0.29
0.28
0.27

棒の長さは0から始まっています。0は「その分け方で差がない」ことを意味するので、長さをそのまま比として読めます。

小中高生の調査票では、運動部だけでなく、地域のスポーツクラブに入っている人もふくみます。

大人(20〜64歳)

男性女性
0.39
0.57
0.38
0.36
0.37
0.52
0.37
0.50
0.21
0.25
0.20
0.29

高齢期(65〜79歳)

65歳以上は、反復横とび・20mシャトルラン(または急歩)・立ち幅とびに代えて開眼片足立ち・10m障害物歩行・6分間歩行を測ります。測る項目が違うので、上の図とは分けています。

男性女性
0.24
0.25
0.18
0.25
0.16
0.22
0.12
0.12
0.10
0.08
0.04
0.19

この差は、運動部・スポーツクラブに入っている人と、入っていない人をくらべた結果です。同じ人を追いかけた調査ではないので、入ればこの差のぶん記録が動く、という意味にはなりません。記録が高い人ほど運動部・スポーツクラブに入りやすい、という向きもありえます。

運動部・スポーツクラブに所属している人は何%か

同じ表の標本数から、「所属している」の人がその年齢・性別の標本の何%にあたるかを出しました。所属しているの標本数を、全員が測る握力の標本数を区分ごとに合計したもので割っています。この質問に答えていない人は入っていません。

いちばん少ないのは35〜39歳女性の9%、いちばん多いのは13歳男子の86%です。年代によって、その区分の人数はまるで違います。

運動部・スポーツクラブに所属している人は何%か
年齢区分 男性・男子 女性・女子
6歳 48% 36%
7歳 59% 48%
8歳 65% 54%
9歳 71% 55%
10歳 72% 54%
11歳 66% 49%
12歳 82% 64%
13歳 86% 65%
14歳 82% 61%
15歳 67% 43%
16歳 63% 40%
17歳 58% 37%
18歳 40% 20%
19歳 39% 20%
20〜24歳 35% 18%
25〜29歳 33% 14%
30〜34歳 25% 15%
35〜39歳 21% 9%
40〜44歳 18% 13%
45〜49歳 19% 16%
50〜54歳 18% 21%
55〜59歳 21% 27%
60〜64歳 23% 30%
65〜69歳 26% 36%
70〜74歳 27% 43%
75〜79歳 29% 43%

6〜17歳の数字は、公立の学校で測ったものです(私立は入っていません)。18歳・19歳は、高等専門学校・短期大学・大学の学生と定時制高校の18歳の数字です。働いている人や進学していない人は入っていません。測った人の範囲は、出典とデータについての「誰を測った数字か」で説明しています。

いちばん低くなるのは男性が40〜44歳と50〜54歳(18%)、女性が35〜39歳(9%)で、そこから上の年齢ではまた高くなります。若いうちは男性のほうが高いのに、50〜54歳から上は女性のほうが高くなります(いちばん上の年齢区分で女性43%・男性29%)。

これは調査の標本の中での割合で、国全体の割合として公表されているものではありません。当サイトが公表データから計算したものです。割合が年代で上下する理由は、この調査の数字からは分かりません。表が画面に収まらないときは、左右に動かすと続きの列が見られます(先頭の列は固定されます)。

運動部・スポーツクラブの差は、男子と女子でどちらが大きいか

所属している人と所属していない人の平均の差(標準偏差の何個分か)を、男子と女子それぞれで出し、男子の差から女子の差を引いた値を校種ごとに並べました。プラスなら、所属による差が男子のほうで大きく、マイナスなら女子のほうで大きいことを表します。校種に入る年齢ごとに出した値を平均しています。

運動部・スポーツクラブの差は、男子と女子でどちらが大きいか
測定項目小学生中学生高校生
握力+0.16+0.06-0.06
上体起こし+0.14-0.03+0.02
長座体前屈+0.02+0.02+0.02
反復横とび+0.11-0.00-0.03
20mシャトルラン+0.18-0.07+0.05
立ち幅とび+0.03-0.06-0.15
50m走+0.11-0.26-0.10
ボール投げ+0.12-0.08+0.04

この値は当サイトの計算で、調査の公表値ではありません。男子と女子で、入っている運動部の種類や入っている割合が違うため、差の大小が運動部に入ることの効果の違いを表す、という意味にはなりません。50m走、10m障害物歩行、持久走・急歩は記録が小さいほど速いため、他の項目と向きをそろえてあります。表が画面に収まらないときは、左右に動かすと続きの列が見られます(先頭の列は固定されます)。

運動部・スポーツクラブの差は、年齢の伸びの何年ぶんに当たるか

6歳から19歳まで、年齢が1つ上がるごとに平均がどれだけ伸びるかは、項目ごとに決まっています。所属している子と所属していない子の平均の差を、この1歳あたりの伸びで割ると、差が「年齢にして何年ぶんの伸び」に当たるかが分かります。差は、年齢ごとに出した差を平均したものです。1歳あたりの伸びは、6歳から19歳までの全員の平均の変化を、13年で割ったものです。

運動部・スポーツクラブの差は、年齢の伸びの何年ぶんに当たるか
測定項目男子女子
握力+0.9年ぶん
差+2.1kg
伸び+2.40kg/年
+1.0年ぶん
差+1.3kg
伸び+1.33kg/年
上体起こし+2.6年ぶん
差+3.5回
伸び+1.34回/年
+3.4年ぶん
差+3.1回
伸び+0.92回/年
長座体前屈+1.7年ぶん
差+2.9cm
伸び+1.67cm/年
+1.9年ぶん
差+2.6cm
伸び+1.41cm/年
反復横とび+1.8年ぶん
差+4.4点
伸び+2.36点/年
+2.3年ぶん
差+3.7点
伸び+1.58点/年
20mシャトルラン+4.0年ぶん
差+18.9回
伸び+4.67回/年
+7.0年ぶん
差+13.8回
伸び+1.98回/年
立ち幅とび+1.4年ぶん
差+12.1cm
伸び+8.44cm/年
+2.6年ぶん
差+12.4cm
伸び+4.72cm/年
50m走+1.4年ぶん
差-0.5秒
伸び-0.32秒/年
+2.4年ぶん
差-0.5秒
伸び-0.22秒/年
ボール投げ+3.6年ぶん
差+4.3m
伸び+1.19m/年
+4.2年ぶん
差+2.5m
伸び+0.60m/年

この値は当サイトの計算で、調査の公表値ではありません。プラスは、所属している子のほうが、年齢が上の子の平均に近いことを表します。50m走、10m障害物歩行、持久走・急歩は記録が小さいほど速いため、差も伸びも同じ向きで割って、速いほうをプラスにしています。表が画面に収まらないときは、左右に動かすと続きの列が見られます(先頭の列は固定されます)。

同じ子を追いかけた調査ではないので、運動部に入ったから伸びた、という意味にはなりません。入っている子は、もともと体格や運動が得意な子である可能性もあります。伸びは年齢によって一定ではなく、小学生のうちは大きく高校生では小さい項目が多いため、年数は目安です。

持久走・急歩は、6歳から19歳までの全部の年齢がそろっていないか、伸びが小さくて割り算が安定しないため、この表には載せていません。

「平均並み」の記録は、区分べつだと何位になるか

公表されている平均ちょうどの記録を出した人が、運動部・スポーツクラブの有無で分けた中では上位何%にあたるかです。上位◯%は、その区分の中で自分より上にいる人の割合で、小さいほど上になります。同じ記録でも、どの区分の中で見るかで位置が変わります。

いちばん大きく動くのは小中高生の20mシャトルランで、「所属している」の中では上位63%、「所属していない」の中では上位30%です(33ポイントの違い)。

小中高生で見ると

小中高生で見ると
測定項目所属している所属していない動く幅
20mシャトルラン63%30%33
持久走・急歩64%32%32
ボール投げ61%35%26
50m走61%37%24
上体起こし60%37%23
反復横とび60%37%23
立ち幅とび60%38%22
握力56%43%13
長座体前屈55%44%11

大人(20〜64歳)で見ると

大人(20〜64歳)で見ると
測定項目所属している所属していない動く幅
反復横とび65%46%19
立ち幅とび64%46%18
上体起こし64%47%17
20mシャトルラン63%46%17
持久走・急歩62%47%15
握力58%48%10
長座体前屈57%48%9

高齢期(65〜79歳)で見ると

高齢期(65〜79歳)で見ると
測定項目所属している所属していない動く幅
上体起こし56%47%9
6分間歩行56%47%9
10m障害物歩行55%47%8
長座体前屈53%48%5
開眼片足立ち53%48%5
握力53%49%4

この値は当サイトが公表データから計算したもので、調査の公表値ではありません。各区分の平均値と標準偏差から正規分布を仮定して計算した近似で、位置づけの道具と同じ前提です。年齢区分と男女べつに出してからならしています。「動く幅」は、いちばん左の区分といちばん右の区分の差(ポイント)です。表が画面に収まらないときは、左右に動かすと続きの列が見られます(先頭の列は固定されます)。

差があっても、二つに分かれるわけではありません

上の数字は、2つの区分が別々の集団だという意味ではありません。「所属していない」の人のうち「所属している」の人の平均を超えるのは、小中高生で平均28.5%、大人(20〜64歳)で平均35.5%、高齢期(65〜79歳)で平均43.7%(全項目をならした割合)です。項目ごとの割合は差の重なりのページにあります。

運動部・スポーツクラブによる差は、大人と子どものどちらで大きいか

男子・男性で全項目の平均を取ると、小中高生が0.60、大人が0.33です。小中高生のほうが、この分け方で差が出ます。

差が最も大きい項目は、どちらも20mシャトルランです(小中高生0.90、大人0.39)。年齢によらず、この項目がいちばん運動の習慣を映します。

項目によって、運動習慣による差の大きさがまったく違います

小中高生でみると、差が最も大きいのは20mシャトルラン(標準偏差の0.90個分)、最も小さいのは長座体前屈(同0.28個分)です。その差はおよそ3.2倍あります。

体力テストの結果を見るときに「うちの子は平均より下だった」と受け取る前に、運動部に入っているかどうかで平均がどれだけ動くかを知っておくと見方が変わります。入っていない子を、入っている子まで含めた全体平均と比べても、同じ条件の比較にはなりません。

20mシャトルランは持久走・急歩との選択実施で、選んだ人だけが載っています。20mシャトルランのページにどれだけ選ばれなかったかを書いています。

持久走・急歩は20mシャトルランとの選択実施で、選んだ人だけが載っています。持久走・急歩のページにどれだけ選ばれなかったかを書いています。

実際の数字で見る(14歳男子)

20mシャトルラン

20mシャトルラン
運動部・スポーツクラブ所属平均(回)標準偏差標本数
所属している93.8623.85939
所属していない70.4722.24205

長座体前屈

長座体前屈
運動部・スポーツクラブ所属平均(cm)標準偏差標本数
所属している50.8611.011132
所属していない47.7211.10250

学校でもらう数字と違うのは、別の調査だからです

学校からもらう紙の数字と、このページの数字は合わないことがあります。理由は、使っている調査が違うからです。

学校でもらう数字と違うのは、別の調査だからです
このサイト学校で配られることが多いほう
調査名体力・運動能力調査全国体力・運動能力、運動習慣等調査
対象6〜79歳の標本調査小学5年生・中学2年生のみ
最新令和7年度(2026年10月11日公表)令和7年度(2025年12月16日公表)
運動部べつ測定項目ごとに平均・標準偏差あり体力合計点(総合スコア)のみ

たとえば中学2年生にあたる男子の握力は、全国調査で28.91kg、当サイトが使う調査の13歳で30.52kgです。 どちらかが間違っているのではなく、対象の取り方も年齢のくくり方も違います。

このサイトが測定項目ごとの数字を、しかも運動部に入っているかで分けて出せるのは、 使っている調査のほうにその区分があるからです。全国調査で運動部べつに出ているのは合計点だけです。

全国調査の出典:スポーツ庁「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」令和7年度 (公表ページ、2026年9月12日に利用)

表が画面に収まらないときは、左右に動かすと続きの列が見られます(先頭の列は固定されます)。

20〜64歳には、いま入っているかではなく学生時代の経験を聞いた表もあります。学生時代の運動部経験べつの平均で、経験なしとの差を項目別に見られます。

小中高生には、運動部に入っているかではなく1日の運動時間を聞いた表もあります。1日の運動・スポーツ実施時間べつの平均で、30分未満との差を項目別に見られます。

「所属していない」の平均が「所属している」の平均に届くための差(測った単位)

「所属していない」の人の平均と「所属している」の人の平均の差を、kg・回・秒・cmなど、測った単位のまま年代ごとに並べました。標準偏差の何個分かで見る上の表と違い、「あと何回・何kg」にあたる大きさがそのまま読めます。小中高生は運動部・スポーツクラブ、大人はスポーツクラブへの所属の有無で分けています。

「所属していない」の平均が「所属している」の平均に届くための差(測った単位)
測定項目単位小学生中学生高校生20代30代40代50代60代70代
握力kg+0.80+2.24+2.66+2.30+1.81+1.28+0.81+0.52+0.35
上体起こし回+2.34+4.10+4.64+2.88+2.31+2.21+2.35+2.25+1.21
長座体前屈cm+1.38+2.72+4.74+2.85+2.21+2.46+2.01+1.07+1.27
反復横とび点+2.80+5.00+5.41+3.93+2.99+3.09+2.61+2.60—
20mシャトルラン回+10.4+21.6+24.0+11.2+8.61+6.47+5.42+5.03—
立ち幅とびcm+8.56+16.0+16.3+13.7+9.67+10.2+8.95+6.02—
50m走秒・小さいほど速い+0.44+0.55+0.56——————
ボール投げm+2.79+4.37+4.00——————
開眼片足立ち秒———————+6.40+4.41
10m障害物歩行秒・小さいほど速い———————+0.23+0.25
6分間歩行m———————+20.8+16.4
持久走・急歩秒・小さいほど速い—+41.2+42.9+44.5+30.2+8.00+39.4+21.0—

この値は当サイトの計算で、調査の公表値ではありません。年齢区分と男女ごとの平均の差を、そのまま平均しています。小さいほど良い項目も、良い側への差を正の数で書いています。—は、その年代では測っていない項目です。

同じ人を追いかけた調査ではなく、所属を変えればこの差だけ変わる、という意味ではありません。所属以外の違い(年齢の細かな差や体格など)も混ざっています。表が画面に収まらないときは、左右に動かすと続きの列が見られます(先頭の列は固定されます)。

運動頻度と運動部では、どちらの差が大きいか

同じ項目について、運動頻度(多い側と少ない側)の差と、運動部・スポーツクラブ(所属と非所属)の差を、どちらも標準偏差の何個分かで並べました。年齢層は、所属の聞き方が違うので分けています。

項目ごとの比較:小中高生(6〜19歳)

項目ごとの比較:小中高生(6〜19歳)
測定項目運動頻度運動部大きいほう
握力0.520.34運動頻度
上体起こし0.860.60運動頻度
長座体前屈0.420.27運動頻度
反復横とび0.860.60運動頻度
20mシャトルラン1.180.87運動頻度
立ち幅とび0.820.56運動頻度
50m走0.920.63運動頻度
ボール投げ0.970.66運動頻度
持久走・急歩1.060.85運動頻度

項目ごとの比較:大人(20〜64歳)

項目ごとの比較:大人(20〜64歳)
測定項目運動頻度運動部大きいほう
握力0.280.25運動頻度
上体起こし0.840.43運動頻度
長座体前屈0.450.23運動頻度
反復横とび0.690.48運動頻度
20mシャトルラン1.170.45運動頻度
立ち幅とび0.570.44運動頻度
持久走・急歩0.660.37運動頻度

各年齢区分で計算し、区分と男女をならした値です。同じ人を長く追って測った数字ではありません。どちらの差が大きくても、原因がそれだと分かるわけではありません。

握力の平均の実数(kg)は、握力の年齢別の平均一覧表(男女・全体)に、年齢ごとに載せています。

平均の差ではなく、上位25%・50%・75%にあたる記録の目安は上位25%・50%・75%の記録の目安に、項目と年代ごとに載せています。

自分の記録で位置を調べる

自分の記録を入れて位置を出す

条件を選ぶと、同じ条件の人の中での位置を出す画面が開きます。結果を出したあと、記録を残せます。残した値は端末の中だけにあり、外へは送りません。

出典:「体力・運動能力調査」(スポーツ庁)令和7年度、2026年10月11日公表
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/chousa04/tairyoku/kekka/k_detail/1421920_00015.htm(2026年10月14日に利用)

統計数値表の必要な区分を抽出して整形しています。上位何%かの表示と、標準偏差の何個分かという値は当サイトの計算値です。