出典とデータについて

スポーツ庁「体力・運動能力調査」令和7年度の公表データから

ジムの棚に置かれたダンベルとケトルベル

このサイトの数字がどこから来て、どこまで言えるのかをまとめたページです。使っている調査、取り出した統計表、収録している12項目、計算の方法とその限界、入力した値の扱いまでを、順に書いています。

標準偏差は、記録が平均のまわりにどれくらい散らばっているかを表す値です。値が大きいほど、人によって記録の差が大きいことを表します。数字を引くときは、調査名・年度・公表日をそのまま写してください。当サイトが計算した値(標準偏差の何個分か、上位◯%など)は、調査の公表値ではありません。

使っているデータ

スポーツ庁「体力・運動能力調査」の令和7年度分です。2026年10月11日に公表された報告書の「統計数値表」から抽出しています。

使っているデータ
調査名体力・運動能力調査(スポーツ庁)
年度令和7年度
公表日2026年10月11日
更新の周期年1回(例年10月ごろ)
対象年齢6歳〜79歳
標本の大きさ59,509人(全員が測る握力の標本数を、52区分ぶん合計)
収録している区分運動頻度べつ 1608件、運動部所属べつ 804件、年齢・性別の全体 402件

2つの比べ方

小中高生の「運動の頻度」は、学校の体育の授業を除いた運動・スポーツについて聞いています。「しない」は体育の授業以外では運動しないという意味で、体育の授業は全員が受けています。20歳以上の調査票にこの断りはありません。

小中高生の調査票では、運動部だけでなく、地域のスポーツクラブに入っている人もふくみます。

20歳以上の調査票では、スポーツクラブへの所属を聞いています(運動部という選択肢はありません)。

調査が使っている区分をそのまま使っています。

運動の頻度は、年齢層で調査の言い方が違います。6〜19歳はほとんど毎日(週3日以上)・ときどき(週に1〜2日くらい)・ときたま(月に1〜3日くらい)・しない、20〜79歳はほとんど毎日(週3〜4日以上)・ときどき(週1〜2日程度)・ときたま(月1〜3日程度)・しないです。当サイトのページでも、その年齢層の言い方に合わせています。

運動・スポーツをする頻度

運動部・スポーツクラブ所属

収録している測定項目

調査は年齢によって測る項目が変わります。当サイトが収録しているのは次のとおりです。

収録している測定項目
測定項目単位対象年齢記録の向き
握力kg6歳〜79歳大きいほど良い
上体起こし回6歳〜79歳大きいほど良い
長座体前屈cm6歳〜79歳大きいほど良い
反復横とび点6歳〜64歳大きいほど良い
20mシャトルラン回6歳〜64歳大きいほど良い
立ち幅とびcm6歳〜64歳大きいほど良い
50m走秒6歳〜19歳小さいほど速い
ボール投げm6歳〜19歳大きいほど良い
開眼片足立ち秒65歳〜79歳大きいほど良い
10m障害物歩行秒65歳〜79歳小さいほど速い
6分間歩行m65歳〜79歳大きいほど良い
持久走・急歩秒12歳〜64歳小さいほど速い

65歳以上では反復横とび・20mシャトルラン(または急歩)・立ち幅とびに代わり、開眼片足立ち・10m障害物歩行・6分間歩行が測られます。この3項目も、このサイトに載せています。表が画面に収まらないときは、左右に動かすと続きの列が見られます(先頭の列は固定されます)。

20mシャトルラン、持久走・急歩はどちらか一方を選んで測ります。どちらを選んだ人も全員の一部です。そこで両方を載せ、選んだ人だけの数字であることを各ページに書いています。全員が測る握力の標本数とくらべると、20mシャトルランは平均80%(最も少ない区分で56%)、持久走・急歩は平均21%(最も少ない区分で14%)でした。

記録の取り方(実施回数と端数)

同じ「平均」でも、2回行ってよい方をとる項目と1回きりの項目があります。端数の切り方も項目で違います。自分の記録と見くらべるときの手がかりになります(文部科学省「新体力テスト実施要項」)。

記録の取り方(実施回数と端数)
測定項目実施回数記録の刻みと端数
握力右左2回ずつ。よい方を平均kg未満を切り捨て、平均後に四捨五入
上体起こし1回だけ端数なし(整数)
長座体前屈2回のうちよい方cm未満を切り捨て
反復横とび2回のうちよい方端数なし(整数)
20mシャトルラン定めの記載なし折り返しの総回数(整数)
立ち幅とび2回のうちよい方cm未満を切り捨て
50m走1回だけ1/10秒未満を切り上げ
ボール投げ2回のうちよい方m未満を切り捨て
開眼片足立ち2回のうちよい方(1回目120秒なら2回目なし)最長120秒。秒未満を切り捨て
10m障害物歩行2回のうちよい方1/10秒未満を切り上げ
6分間歩行定めの記載なし5m単位。5m未満を切り捨て
持久走・急歩1回だけ秒未満を切り上げ

表が画面に収まらないときは、左右に動かすと続きの列が見られます(先頭の列は固定されます)。

元の統計表のどこから取ったか

元の統計表のどこから取ったか
統計表取っている内容
表-1-1年齢べつの握力・上体起こし・長座体前屈
表-1-2年齢べつの反復横とび・20mシャトルラン・持久走・急歩
表-1-3年齢べつの50m走・立ち幅とび・ボール投げ
表-1-4年齢べつの開眼片足立ち・10m障害物歩行・6分間歩行
表-6系運動部・スポーツクラブ所属の有無べつ(6〜79歳)
表-7系運動・スポーツの実施状況べつ(6〜79歳)
表-8系1日の運動・スポーツ実施時間べつ(小中高生のみ)
表-15系学校時代の運動部(クラブ)活動の経験べつ(大人のみ)

抽出は手作業ではなくプログラムで行っており、年度が変わっても同じ手順で作り直せるようにしています。結果のうち55件については、報告書の原文と1件ずつ突き合わせて一致を確認しました。

ページごとの数値の出どころ

どのページの数値も、体力・運動能力調査令和7年度の統計表から作っています。ページごとに、使っている統計表を並べました(統計表の内容は上の表、原文を確かめた日は下の「一次資料ごとの確認日」にあります)。

ページごとの数値の出どころ
ページ使っている統計表
握力表-1-1・表-6系・表-7系
上体起こし表-1-1・表-6系・表-7系
長座体前屈表-1-1・表-6系・表-7系
反復横とび表-1-2・表-6系・表-7系
20mシャトルラン表-1-2・表-6系・表-7系
立ち幅とび表-1-3・表-6系・表-7系
50m走表-1-3・表-6系・表-7系
ボール投げ表-1-3・表-6系・表-7系
開眼片足立ち表-1-4・表-6系・表-7系
10m障害物歩行表-1-4・表-6系・表-7系
6分間歩行表-1-4・表-6系・表-7系
持久走・急歩表-1-2・表-6系・表-7系
校種べつのまとめ(小学生・中学生・高校生)表-1系・表-6系・表-7系
年代べつのまとめ(20代・30代・40代・50代・60代・70代)表-1系・表-6系・表-7系
運動頻度別の平均の差表-1系・表-6系・表-7系
運動部・スポーツクラブ別の平均の差表-1系・表-6系・表-7系
男女差表-1系・表-6系・表-7系
運動しない人が運動する人を上回る割合表-1系・表-6系・表-7系
年代別の低下表-1系・表-6系・表-7系
上位25%・50%・75%の記録の目安表-1系・表-6系・表-7系
年齢べつ・全項目の平均表-1系・表-6系・表-7系
年齢層べつの測定項目一覧表-1系・表-6系・表-7系
1日の運動・スポーツ実施時間べつの平均表-8系
学生時代の運動部経験べつの平均表-15系
年度べつの平均の変化(令和6年度と令和7年度)令和7年度の表-1-1〜1-4

「上位◯%」や偏差値などは、この表の統計表の平均値と標準偏差から当サイトが計算した値です。表が画面に収まらないときは、左右に動かすと続きの列が見られます(先頭の列は固定されます)。

一次資料ごとの確認日

数値・実施の決まりごと・年度を書くときは、そのつど原文を取り直して確認しています。資料ごとの確認日は次のとおりです。

一次資料ごとの確認日
一次資料確認日
統計数値表(表-1系・表-6系・表-7系)2026年9月12日
新体力テスト実施要項(持久走・急歩の距離、上体起こし・反復横とびの秒数)2026年9月13日
新体力テスト実施要項(得点表・総合評価・体力年齢、記録の取り方、65歳以上の実施可否、運動頻度が体育の授業を除くこと)2026年9月14日
調査の概要(標本の集め方)2026年9月14日
統計数値表(表-8系:1日の運動・スポーツ実施時間べつ)2026年10月2日
統計数値表(表-15系:学校時代の運動部活動の経験べつ)2026年10月1日
結果の一覧ページ(最新年度が令和7年度のままか)2026年10月14日
全国体力・運動能力、運動習慣等調査(もう一つの調査)2026年9月12日

新体力テスト実施要項は、内容が改定されていないかを2026年9月26日にも再確認しました(変更は見つかりませんでした)。

学校で配られるもう一つの調査との違い

小学5年生と中学2年生には、別の調査があります。学校から配られる紙はそちらであることが多く、同じ学年でも数字が違います。

学校で配られるもう一つの調査との違い
このサイト学校で配られることが多いほう
調査名体力・運動能力調査全国体力・運動能力、運動習慣等調査
対象6〜79歳の標本調査小学5年生・中学2年生のみ
最新令和7年度(2026年10月11日公表)令和7年度(2025年12月16日公表)
運動部べつ測定項目ごとに平均・標準偏差あり体力合計点(総合スコア)のみ

たとえば中学2年生にあたる男子の握力は、全国調査で28.91kg、当サイトが使う調査の13歳で30.52kgです。どちらかが間違っているのではなく、対象の取り方も年齢のくくり方も違います。

全国調査の出典:スポーツ庁「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」令和7年度(公表ページ、2026年9月12日に利用)

誰を測った数字か

この調査は、無作為に選ばれた国民の標本ではありません。年齢層ごとに、集め方がまるで違います。

調査の時期は、小中高生が5〜7月、それ以外が5〜10月です。年齢は調査実施年度の4月1日現在のものです。

また、握力を測った59,509人のうち、運動の頻度の質問に答えていない人が1,016人(1.7%)、所属の質問に答えていない人が982人(1.7%)います。当サイトが出している「その区分に何%いるか」は、答えた人だけを分母にしています。

とくに20歳以上は、職場や地域の集まりで測っています。テストを受けられる人が集まっているぶん、国全体の平均より高く出ている可能性があります。当サイトが出しているのは、あくまでこの調査の標本の中での位置です。

計算の方法と、その限界

65歳以上では、測る前に日常生活活動テスト(ADL・12問)を行います。その合計点によって、上体起こし・開眼片足立ち・10m障害物歩行・6分間歩行を実施しないことがあります(合計12点以下は実施できない、24点未満は慎重な検討を要する、と新体力テスト実施要項にあります)。公表されている平均は、実施した人の記録です。実施できなかった人は入っていません。

「上位◯%」は、その区分の平均値と標準偏差から、分布が左右対称(正規分布)だと仮定して計算した近似です。実際の分布が対称でない項目では誤差が出ます。個々の測定値そのものは公表されていないため、この近似を使っています。

どこがいちばん苦しいかも、数えられます。0を下回る記録はどの項目でもありえないので、平均から標準偏差2つ分を引いて0を割る区分は、左右対称ではありえません。収録している2,814区分のうち90区分がこれにあたり、上体起こし・20mシャトルラン・開眼片足立ちに出ます。

いちばん苦しいのは75〜79歳女性の「しない」の開眼片足立ちで、平均44.28秒に対して標準偏差39.92秒です。こうした区分では、上位◯%は目安としてもずれが大きくなります。道具の画面にも、その場で断りを出します。

50m走、10m障害物歩行、持久走・急歩は、記録が小さいほど速い項目です。上位◯%の向きをそろえて計算しています。

結果には「偏差値」も添えています。求め方は、50 +(あなたの記録 − その区分の平均)÷ その区分の標準偏差 × 10 です。記録が小さいほど速い項目は、引く向きを逆にして、速いほど高くなるようにしています。上位◯%と同じ位置を別の数字で言い直したもので、新しい判定ではありません。

上位◯%と同じく正規分布を仮定した近似なので、左右対称でない区分では目安としてずれます。学校や受験で配られる偏差値とは母集団が違い、ここでの母集団はその区分の調査対象者です。

「標準偏差の◯個分」は、2つの区分の平均の差を、2つの区分の標準偏差から求めた共通のばらつきで割った値です。単位の違う項目どうしを同じものさしで比べるために使っています。年齢区分ごとに計算し、その平均を出しています。個人の伸びしろを表す値ではなく、区分どうしの平均がどれだけ離れているかを表す値です。

共通のばらつきは、2つの標準偏差を二乗して平均し、その平方根を取ったものです(標本数で重みはつけていません)。標本数で重みをつける求め方もあり、そちらとは値が変わります。

重みをつけていないのは、区分の人数の偏りそのものが調べたい対象だからです。人数で重みをつけると、人数の多い区分のばらつきが物差しを決めてしまいます。2つの区分を対等に扱うために、重みをつけていません。

男女の差も同じ式で出しています。同じ年齢の男女の平均の差を、共通のばらつきで割った値です。

「◯%が平均を超える」という割合は、低いほうの区分の分布が左右対称(正規分布)だと仮定して、高いほうの区分の平均を上回る面積を求めたものです。上位◯%と同じ仮定に立っており、同じ限界があります。2つの区分の分布がまったく同じなら、この割合は50%になります。

これらはいずれも、ある時点で測った人たちを区分ごとに並べた結果です。同じ人が運動を始めたらどう変わるかは、この調査からは分かりません。

標本数が少ない区分では数字がぶれます。区分べつのデータのうち371件は標本数が100人未満です。該当する区分では画面上に注意を表示します。

性別は調査の区分が男女の2つであるため、それ以外を選ぶことはできません。対応する統計区分が存在しないためです。

利用条件

このデータは文部科学省ウェブサイト利用規約(政府標準利用規約第2.0版に準拠)に従って利用しています。同規約は、出典を記載すれば商用利用を含めて自由に利用できること、数値データや簡単な表は著作権の対象ではないことを明記しています。編集・加工した旨もあわせて表示しています。

統計数値表(PDF)/公表ページ

このサイトが出さないもの

得点表と総合評価基準表は文部科学省の新体力テスト実施要項にあります(年齢層べつのPDF)。当サイトは、この調査で公表されている平均と標準偏差から統計上の位置を出すだけで、段階の判定はしません。

入力した値の扱い

入力した記録の数値は、画面の中だけで計算しています。どこへも送りません。結果の下の「この端末に記録する」を押した時だけ、ご覧のブラウザへ保存します(下の「端末に保存するもの」)。

結果を出したときだけ、アクセス解析(Google アナリティクス)へどんな条件で使われたかを送っています。送るのは、選んだ測定項目・年齢の区分(1歳きざみ、または5歳きざみ)・性別・運動の頻度・運動部やスポーツクラブに入っているかの6つです。記録の数値は送っていません。どの測定項目がどれだけ使われているか、運動の頻度を答えてもらえているかを見るためです。

アクセス解析のために、ご覧の端末へ目印のCookieが2つ保存されます(_ga・_ga_PVME4CMCSK)。同じ人が何度来たかを数えるためのもので、入力した記録・年齢はこのCookieに入りません。ブラウザの設定で消せます。このほかに端末へ保存するのは、「この端末に記録する」を押した時の記録だけです(実機で確かめています)。

「この端末に記録する」を押すと、そのとき、アクセス解析へ記録を保存したことと、選んだ測定項目だけを送ります。記録の数値は送っていません。

ただし結果を出すと、条件がページのアドレスに入ります(?age=37&sex=male&item=grip&record=50 の形)。あとで同じ条件で開き直せるようにするためで、送信されるのではなく、アドレスに書かれているだけです。人に見せたくない場合は、アドレスを渡さなければ外へは出ません。アクセス解析へ送るアドレスからは、この条件の部分(?以降)を取り除いています(プライバシーポリシー)。

出典:「体力・運動能力調査」(スポーツ庁)令和7年度、2026年10月11日公表
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/chousa04/tairyoku/kekka/k_detail/1421920_00015.htm(2026年10月14日に利用)

統計数値表の必要な区分を抽出して整形しています。上位何%かの表示と、標準偏差の何個分かという値は当サイトの計算値です。