「学校時代に運動部(クラブ)活動をしていたか」を、中学校・高校・大学のどの時期にしていたかで分けた統計表があります。ここでは20〜64歳の人について、経験が多い人ほど平均が高いのかを、6項目で「経験なし」との差として出しました。
年齢で記録が変わるので、差は5歳ごとの年齢区分の中で出し、9区分でならしています。表に出した3つの区分または「経験なし」の標本が30人に満たない年齢区分は、その区分の差から外しました。
20mシャトルランは急歩との選択実施なので、シャトルランを選んだ人だけの平均です。急歩・身長・体重と、得点表にあたる合計点は出していません。
男性:経験なしとの平均の差
表の数字は「その経験がある人の平均 − 経験なしの人の平均」です。プラスは、経験がある人のほうが平均が高いことを表します。女性の表も同じ見方です。
| 測定項目 | 中学校のみ | 中学校・高校 | 中学校・高校・大学 |
|---|---|---|---|
| 握力(kg) | +1.3 | +2.6 | +3.2 |
| 上体起こし(回) | +0.9 | +2.4 | +4.1 |
| 長座体前屈(cm) | +0.9 | +2.2 | +3.4 |
| 反復横とび(点) | +1.7 | +3.5 | +5.5 |
| 20mシャトルラン(回) | +4.9 | +8.5 | +16.5 |
| 立ち幅とび(cm) | +6.2 | +12.3 | +17.1 |
差の計算に使った年齢区分は、1つの欄あたり7〜8区分です。握力を測った人数(20〜64歳の合計)は、中学校のみ1,801人、中学校・高校4,678人、中学校・高校・大学2,079人、経験なし463人です。
女性:経験なしとの平均の差
| 測定項目 | 中学校のみ | 中学校・高校 | 中学校・高校・大学 |
|---|---|---|---|
| 握力(kg) | +0.6 | +1.7 | +2.5 |
| 上体起こし(回) | +1.0 | +2.7 | +4.6 |
| 長座体前屈(cm) | +0.9 | +2.4 | +3.9 |
| 反復横とび(点) | +1.8 | +3.7 | +5.8 |
| 20mシャトルラン(回) | +2.6 | +6.0 | +10.8 |
| 立ち幅とび(cm) | +6.2 | +13.8 | +21.0 |
差の計算に使った年齢区分は、1つの欄あたり9〜9区分です。握力を測った人数(20〜64歳の合計)は、中学校のみ2,597人、中学校・高校3,125人、中学校・高校・大学892人、経験なし1,645人です。
実際の数字で見る(40〜44歳男性・8区分)
| 経験の時期 | 握力の平均(kg) | 握力の標本数 | 上体起こしの平均(回) | 上体起こしの標本数 |
|---|---|---|---|---|
| 中学校のみ | 44.80 | 282 | 22.78 | 270 |
| 高校のみ | 44.86 | 28 | 21.04 | 26 |
| 大学のみ | 40.90 | 10 | 22.20 | 10 |
| 中学校・高校 | 45.68 | 602 | 23.75 | 587 |
| 高校・大学 | 48.25 | 16 | 25.13 | 16 |
| 中学校・大学 | 42.79 | 19 | 24.65 | 17 |
| 中学校・高校・大学 | 46.76 | 254 | 25.76 | 237 |
| 経験なし | 42.08 | 52 | 22.31 | 51 |
実際の数字で見る(40〜44歳女性・8区分)
| 経験の時期 | 握力の平均(kg) | 握力の標本数 | 上体起こしの平均(回) | 上体起こしの標本数 |
|---|---|---|---|---|
| 中学校のみ | 27.94 | 401 | 15.72 | 387 |
| 高校のみ | 27.85 | 48 | 15.89 | 47 |
| 大学のみ | 28.88 | 24 | 16.50 | 24 |
| 中学校・高校 | 28.65 | 394 | 16.66 | 382 |
| 高校・大学 | 27.60 | 10 | 16.30 | 10 |
| 中学校・大学 | 28.86 | 29 | 16.93 | 28 |
| 中学校・高校・大学 | 29.60 | 117 | 18.68 | 114 |
| 経験なし | 27.59 | 217 | 14.90 | 206 |
標本が10人に満たない区分は、平均が1人か2人の記録で動きます。上の差の表に出さなかったのはそのためです。
差を読むときの注意
同じ人を追いかけた数字ではありません。運動部の経験がある人とない人は別の人で、運動部に入ったからこの差が出た、という意味にはなりません。表にあるのは経験の時期の組み合わせだけで、活動の長さや種目は分かりません。
調べた人は、都道府県ごとに地区や職場へ人数を割り当てて集めた報告者です。日本の20〜64歳を無作為に選んだ標本ではないので、この表は「この調査の参加者の中での違い」として読んでください。
ほかの見方
- 運動の頻度で何が変わるか「ほとんど毎日」の人と、しない人の平均の差
- 運動部・スポーツクラブで何が変わるか6〜79歳の、入っている人と入っていない人の差
- 自分の記録の位置を出す年齢・性別・運動の習慣をそろえて比べます
表が画面に収まらないときは、左右に動かすと続きの列が見られます(先頭の列は固定されます)。
出典:「体力・運動能力調査」(スポーツ庁)令和6年度、2025年10月7日公表
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/chousa04/tairyoku/kekka/k_detail/1421920_00012.htm(2026年9月12日に利用)
公表されている統計数値表から必要な区分を抽出し、当サイトで扱いやすい形へ整形しました。数値そのものは改変していません。標準偏差の何個分かという値は、当サイトが上記データから計算したもので、調査の公表値ではありません。